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執筆者の写真東京若手議員の会

性教育・不妊治療プロジェクトチーム勉強会

性教育・不妊治療プロジェクトチームで行われた勉強会の感想が届きました。



今回は、不妊治療の当事者でもある、株式会社ファミワン Founder&CEO 代表取締役 石川勇介様を講師に、不妊治療を考える方々のニーズ、福利厚生として利用されている企業側のニーズなど聞き、自治体で何ができるかを考えていきました。


私の友人にも、不妊治療をしている夫婦は多いです。彼らの話では、心身ともに負担が大きいこと、妻の方が仕事を辞める決断をしたことなど見えない苦労があり、同世代、同時代を生きる仲間として、何かできないかとずっと考えていました。


今回、石川先生の話を聞いて、一番の課題だと感じたのは「認識や知識の不足」です。

実際の利用者のニーズを見る限り、支援や相談窓口は必須であり、現在は全く足りていないと感じました。相談に繋がれば、その後の妊娠や出産の確率は上がり、望むケアが受けられます。このニーズを自治体は早急に対応すべきと考えます。

どの課題もそうですが、困った時に「相談窓口がすぐ分かる」「相談しやすい」ことがとても重要です。時代に合った窓口の開設が望まれます。その点では、ファミワン様の無料チェックシートや、企業との連携は大変、有益だと思いました。


また、そもそもの「妊娠」や「不妊」についての知識、それに伴う医療行為や体の負担についての知識も、日本では周知されていないことが、妊活が進まない、当事者が辛いと感じる原因であると思いました。これらの知識は、不妊治療だけにとどまらず、ジェンダーの課題や子育て環境の課題改善にもつながるものです。是非、様々な角度からの周知が必要と考えます。

日本では、「性」の話題はタブーとされていることが多く、その結果、周りとのコミュケーションが上手くいかず、退職したり一人で塞ぎこんでしまうことがあるようです。

正しい「性」の話はタブーではなく、むしろ、正しい「性」の知識は必要である、という認識をこれからは持つべきだと考えます。


不妊治療の相談支援の拡充と、正しい性教育のあり方を、自治体でも検討してもらえるよう、働きかけていきたいと思いました。





株式会社ファミワン Founder&CEO 代表取締役 石川勇介さんをお招きし、東京若手議員の会「性教育・不妊治療プロジェクト」の第2回オンライン勉強会を開催いたしました。


ファミワンさんは不妊治療をはじめとした妊活に関する相談事業をLINEで行っていらっしゃいます。このサービスは多くの企業で採用されている他、今月からは自治体で初めて横須賀市でも開始されました。


私自身は虐待サバイバーであり、またXジェンダー、アロマンティックアセクシャルであることから家族を持つことを諦める人生を選択しています。

ただ、私のような人ばかりですと社会が成り立ちませんので「子どもを持ちたい」という気持ちを理解し、応援しようという思いで大学では生殖・繁殖学を専攻し、卒業後は不妊治療クリニックで胚培養士という仕事に就きました。


その中で、やはり「妊活に関するメンタルケア」は非常に重要な位置付けを占めていると感じます。妊活中はどうしても不安になります。先が見えない、スケジュールも直前までわからない、身体的・精神的な不安、そして飛んでいく多額のお金…そのような状況にあるにも関わらず妊活当事者はなかなか相談相手を見つけることができず、孤立してしまう傾向が強いです。


自治体等にも相談先はあるにはあるのですが専用ではないことが多く、窓口の担当が妊活に詳しくない、そもそも17時に閉まるため仕事していると相談できない…そのような中、ファミワンさんの行うLINE相談はユーザーのニーズを的確につかんだものであると感じました。


多くの方が安心して相談できる環境を整えていけるよう私も頑張って参ります。

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