2024年11月8日(金)に立川市のGREEN SPRINGSの施設、TOKYO GLOBAL GATEWAYを視察しました。参加議員より感想が届きましたので、ご報告させて頂きます。
【TOKYO GLOBAL GATEWAY視察】
東京都教育委員会と株式会社TOKYO GLOBAL GATEWAYが提供する体験型英語学習施設が青海と立川にあります。
今回は2023年にオープンした立川の施設を視察しました。
立川はデジタル技術とリアルを組み合わせた施設になっていて、学校とは違うところで英語にふれることで学んでいくきっかけになったり、施設内はオールイングリッシュで日本語を話しません。
また、子ども達の発語を引き出すように研修を受けた外国人スタッフとしっかりコミュニケーションがとれるようなプログラムを施設の案内とともにご説明いただきました。
平日は小学校から大学まで、学校単位で利用ができ、視察当日もたくさんの学生さんが学んでいる様子を見せていただきました。
◆視察後談
石津:TOKYO GLOBAL GATEWAY私もずっと見てみたいなと思ってた施設なんですけれども、子どもたちが生き生きと英語でコミュニケーションをとっててる姿を実際に見せていただいて、本当にオールイングリッシュの中であれだけコミュニケーションをとれるっていうのは衝撃的でした。
せらく:ありがとうございます。私も同じように感じていて、もうそこらじゅうから楽しそうな英語が聞こえてきて。
石津:本当に海外にいるような飛行機の中を再現したところもあったんですよね。本当に飛行機に乗っているような形でANAの研修を受けた方が、実際にCAさんの格好をして旅をしたりっていうのも、すごく忠実に体現化されていて、すばらしいなと思いますね。
せらく:デジタル技術の活用では壁に投影された映像で、シーンに入り込めるような工夫がされいるのではないかなって。
石津:はい、例えば映像によってクリニックになったり、ホテルになったりもありました。一瞬で場面が変わって、入りこめる感じで。
全国から修学旅行とかでも使われてるってお話もあって。全国的にもこういった英語が体験できる施設として唯一の施設というか、素晴らしいなと。
せらく:東京の学生さんだけでなくっていうことでしたもんね。全国から立川に訪れるっていうのが、多摩地域として価値のある施設なんですね。
石津:多摩地域に特化したようなプログラムも入れているということで、何か自然の関係だったりか、そういったカリキュラムもあるというお話をしていたので、ぜひうちの自治体でも、今は小平市では一部の学校しか行けてないので、それも全部保護者負担なので、補助が出るように今後は提案をしていきたいなと。
せらく:品川では小学4年生が青海の方に一部いってるんですけれども、一部っていうのは学校訪問型のものと、青海に行く学校と分かれていて、全員が体験ができるような形でやられています。それぞれ予算書に記載があるので、公費負担で。
石津:素晴らしい。品川区を先進事例として出してみます。
あと、スピーカーのみなさんが、1種のコミュニティになっているということで、オールイングリッシュの先生になる方々が常にちゃんと人材が確保されていて、働きやすいようなコミュニティがそこで形成されてるっていうのも面白い視点だなというふうに思いましたね。
せらく:やっぱり人は大事ですからね。そういったコミュニティだったり、あと研修もしっかりあるっていうふうに聞いたので。お給料はちょっと安いけれども、働いていたい環境を整えているんだなっていうふうに思いました。
石津:雇用の面でも貢献をしてるっていうのはひとつ特徴ですね。
【GREEN SPIRINGS視察】
立飛グループの担当者から、昭和記念公園の隣に2020年完成した「GREEN SPIRINGS」をご紹介いただきました。
立飛グループは、立川市の面積の4分の1に及ぶ敷地を所有し、これまでもアリーナ、ららぽーと、タチヒビーチや保育園など、街の一体開発をすることで多摩地域の魅力向上・地域経済へ資する様々な取り組みをおこなってきました。「GREEN SPIRINGS」もそういった取り組みの一つとして「都市格の向上」を目指した施設になっています。
元々、国有地だった土地を取得し、高さ制限や地区計画など様々な制限付きの開発であり、厳しい条件の中、努力されたことが伺えました。
2階レベルの屋外空間には植物やビオトープ、空の心地よさを感じる空間が広がり、建物には多摩散財をふんだんに使用。
ウェルビーイングを感じる要素が散りばめられており、どこにいても何かの音を感じる工夫や、テラス席やベンチの設置でペットと一緒に過ごせる空間も数多くみられました。
学校帰りの学生さんも多く立ち寄っているのを見て、幅広い世代の憩いの施設になっているのではないかと思います。
施設の見学の後は、市の担当者にお越しいただき質疑応答を。
●エリアマネジメント組織の構成は?
→モノレール付近のさんさんロードや周辺の団体で構成し、定例会議でイベント企画・立案をしている。まちづくりの視察に出かけることもある。
●市民参加のまちづくりについて
→意見調査をした。ただ、全ての要望から開発をしたのではなく、完成した施設に満足をいただけるように検討を重ねた。
●人口増、定住を増やすことについて、住・商・業のバランスは?
→今後、人口は増えてほしいと思っている。「GREEN SPIRINGS」の開発の中に住宅がないのは、施設でイベント行ったりホールもあるので音楽やライブ開催との共存が難しいと考え、にぎやかさを守るためと考えた。ひとときの滞在としてはホテルを併設している。
など、熱心に行われました。
所属する自治体へ持ち帰り、参考にさせていただきます。
◆視察後談
石津:実際に施設を見せていただいて、2階でも1万平方メートル、すごく広いエリアで。
空が本当に広く見えるんですよね。空積率350%というご説明をいただいて、容積率に対して空積率、空の利益率がすごく広くとっていて、贅沢な空間だなっていうのが感じたのと、あと2階エリアなのに緑がすごい多いんですよね。
ビオトープだとか、本当に何か森の中にいるような空間もあったりして、誰もが自由にくつろげるような空間だったのが印象的でした。
せらく:施設はペットも一緒に過ごせるところがいいなと思ったんですけれども、やっぱりペットがいる方って多いんですか。
石津:多摩地域結構多いですよね。公園も近くにあるから、その散歩で利用される方も多いんだろうなと思いましたし、ペット用の水洗のトイレもありましたもんね。そういう細かな気配りがいいですよね。
せらく:ペット専門店を施設内に招くことによって、トイレの確保でしたりペット歓迎みたいなところがかなっているんですね。
石津:あとホテルもありました。
なかなか多摩地域って、観光でホテルを利用する方ってあんまりいないので、ビジネスホテルぐらいになっちゃうんですけど、今回のここのホテルはここに滞在していただくっていう、それ自体を観光にしてるっていうのが新たな視点で面白いなと思いましたね。
せらく:そうですね。いっときの滞在ができるホテルもあるということ。
当日の質疑の中で定住を増やすことについてっていう質問があったのですが、グリーンスプリングス自体は賑やかな施設、イベントだったり、ホールでライブをやったり、賑やかさを守るっていうふうにおっしゃっていて、開発には住環境はないというのが特徴で、にぎやかさを守るっていうところが、そういう視点があるのかと刺激になりました。
石津:住宅を建てて人口を増やして、自然収入も上げていうのが一般的な自治体が考えることかなと。なので住宅はできていくんですけど、こういった贅沢な空間って、すごい思い切った方針ですよね。
せらく:都市格の向上っていうのがキーワードになってるなというふうに思ったんですけど、まさに都市の価値を上げる素晴らしい施設だなと。
石津:今後の自治体のまちづくりにおいて意識していきたいですよね。
カスケード、水の階段とかもなかなかあれだけの敷地を市民の憩いにふりきるっていう、それもやっぱり都市格を上げるために贅沢につかうっていう思い切った発想ですもんね。
あとやっぱりまちづくり、立川市さんとしても、様々な制限でハードルがありましたけど、こういったものを作りたいっていうようなコンセプトが平成16年にまちづくり誘導指針を策定された時に、若手の職員さんで、アイデアを出して検討されたそうですね。企業との連携っていうところで開発が進められて、参考になりました。
本視察をご調整頂いた寺嶋 たけし市議をはじめ、お忙しい中、視察を受け入れていただいた施設の皆さま、職員の皆さまに改めて感謝申し上げます。有難うございました。
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