【研修】児童虐待に関する研修会を開催しました
- 東京若手議員の会
- 5月16日
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2025年4月22日に関東若手議員の会・児童虐待防止PTによる研修会が開催されました。参加議員より感想が届きましたので、ご報告させて頂きます。
加藤真彦・町田市議会議員

講師に一般社団法人アウェア 林智意様をお招きし児童虐待に関する研修会を会員20名の参加により開催しました。
(一社)アウェア様は、DV加害者プログラム、DV被害女性プログラム、デートDV防止プログラム、ジェンダー平等プログラムの4つのプログラムと養成講座を開催し予防・防止・加害者介入・被害者支援の活動を行っています。
「Stop!こどもの笑顔を奪うモノ」
・不適切な関わり(マルトリートメント)
虐待の種類
①身体的虐待
②心理的虐待
③性的虐待
④ネグレクト
それぞれの虐待を点ではなく面で捉えることが大事であり、不適切な関わり(マルトリートメント)という広い概念で子どもの発達を阻害する行為となっていないかを考えることが必要。
・虐待としつけの違い
線引きできないグレーゾーンがあるが、「子どもが耐え難い苦痛」を感じることがあれば、それは虐待となります。
子どもに対する直接的な行為でなくても子どもの前での夫婦喧嘩(面前DV)なとが該当するそうです。
・親のDVが子どもに与える影響
「親のDVを自分(子ども)のせいだと考える」、「子どもが家庭外で暴力的な行動をとってしまう」、「人や世の中を信じられなくなり友達ができない」など多岐に渡るとのことです。
・DVの構造
DVの構造は「力と支配」であり、力は手段で相手を思い通りにする支配が目的となります。相手を思い通りにするために力を使うという解釈です。
・面前DVを考える
幼児期:家族が世界であり家庭が自らの基準となります。
学童期:学ぶの基本は真似るであり、家庭で学んだことと外の世界の違い混乱し、誰にも言えず苦しみます。
思春期:葛藤が強まり苦しみが長引きます。
アウェアへの相談事例
配偶者と離婚しない理由は「子どものため」というのが多いそうです。しかし、現実にはそれが子どものためにはなっておらず、子どもを苦しめているとのことです。
親の子どものための行為が実は子どもを苦しめていたということも多くあるそうです。
今回の研修会により、DVや児童虐待は日常に潜み一般的な家庭でも小さなDVや児童虐待が起こっている可能性があるということを感じました。自分の行為がDVに該当しないか、子を持つ親が考えるべきことであると感じました。
本研修会を参加議員が各自治体の児童虐待防止に役立て、児童虐待のない社会となるよう議員活動に活かしてまいります。

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